ガーリックライス。
ニンニクの旨味、脂の旨味がしっかりとライスと絡み合って中毒性の高い美味しさが口の中に広がるのがたまらない。
まさに、一口食べたら止められない料理の一つだ。
メニューにあるとついつい頼んでしまう。
糖質制限をしている時でも「ガーリックライス」が目についたらやっぱり頼んでしまう。
そんなガーリックライス大好きな僕は神戸に行く機会があったら行きたいと思ってずっとチェックしていたお店があった。
それが、ガーリックライス発祥のお店「みその 神戸本店」だ。
そもそもガーリックライスというか鉄板焼きステーキの元祖と言われているのがこちらのお店。
みそのの公式ホームページによるとこのようなことが書かれている。
今でこそ一般的な「鉄板焼」という言葉。実はこれを、みそのが初めて使ったことをご存知でしょうか?
1945年の創業当時、鉄板で食材を焼くかつてないユニークなスタイルは、日本のみならずアメリカでも大きな話題になりました。
そんな矢先、アメリカ人記者から取材を受けた際に「teppanyaki=鉄板焼」と命名したのです。
みそのは紛れもない鉄板焼の元祖なのです。
鉄板焼きがこの世に生まれて70年以上が経過し、今やしっかりとした文化になった鉄板焼きの元祖と言われるお店。これは行かないわけにはいかないのだ。
スケジュールの都合でランチで訪問させてもらったみその本店。やはり元祖と名がつく歴史あるお店は人を感動させる何かがあった。
この記事の目次
国産牛フィレステーキ 120グラム
仕事中のランチだ。それでも30度を超える暑さの中駅から歩いてきた僕らはビールを飲まずにいられなかった。
出張先は少し気が緩む。
そういえば国会議員が海外に出張中に昼からアルコールを飲んでいたと言って問題になっていたけど、僕から言わせれば「それくらいいいじゃん」だ。たとえそれが税金であってもね。
だって、昼から飲むビールって最高じゃん。
頼んだのは国産牛。神戸牛ではない。ランチだから少し節約してしまったことを後悔しそうになったけど、お肉を食べたらこれで十分満足した。
いや、十二分に満足したんだよね。
調理の見事さ。焼き上がりの素晴らしさは見るだけで満足したし、ニンニクと脂の香りがふわっと広がって食欲を引き立てる。
肉は適度な柔らかさ。やはり国産牛。噛み応えはある。けど、ちゃんと旨味が感じられる美味しいフィレ肉なのだ。
そして、何よりもシンプルなマスタード醤油がステーキに本当によく合うの。
マスタードをステーキと合わせるお店は確かにあるし、何度か食べたことはある。けど、この組み合わせ。こんなにも美味しかったっけ?と、改めて気づかされたのは老舗のなせる技なのかもね。
それにして絶妙な焼き加減。まさに職人技である。
元祖ガーリックライス
いよいよ。本日の僕の中でのメインであるガーリックライス。ガーリックライス発祥のお店のガーリックライスは驚くほどシンプルだ。
最初に脂でかなり細かくしたガーリックを炒め、あとはご飯と一緒に鉄板で炒める。味付けはシンプルにお塩で。
元々はお好み焼き屋だった創業者の藤岡重次氏がフィリピンからのお客様に「シナガン(シナガック)」という名前でリクエストされ、鉄板でアレンジし作ったのが始まりと言われているガーリックライス。
卵も入れない。余計な具も入れない。大きめなガーリックも無い。
ただただシンプルなのだ。
味わいもいい意味で想像通りのただただシンプルな味わい。モチっとした食感のお米とガーリックの風味は混ざり合って実に美味しくいただけた。
鉄板焼き みその
国産牛のフィレ肉はマスタード醤油で実に美味しくいただけた。実はこの日以降、たまにステーキをマスタード醤油で食べるようになった。
これが本当に美味しいんだ。是非試してほしい。でも、脂たっぷりの黒毛和牛のサーロインみたいなお肉じゃなくて、赤身系のお肉で試してもらえればと思う。
また、グループ店の鉄板焼きの焼き手の指導係をしているというベテランのマスターの鉄板さばきは見事なものがあった。
そして、ガーリックライスはシンプルな味わいの中にも奥深い歴史が感じられる味わいだった。
神戸に行く際はまた立ち寄りたいお店が一つ増えた。
ステーキ みその 神戸本店
078-331-2890
兵庫県神戸市中央区下山手通1-1-2
年間1000食以上外食するグルメブロガー。
得意分野は肉と寿司。ミシュランから千ベロまで。
株式会社BNF 代表取締役
株式会社門崎(格之進)執行役員
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