何がいいって全体の流れだ。
味の濃淡やスピード。コース全体の流れの安心感が実に素晴らしくて素晴らしい安心感。
長きにわたり、ミシュランの一つ星を獲得している老舗の名店らしい味わいが楽しめた。
この記事の目次
元々は明治23年創業の鮮魚屋
赤坂で明治23年に鮮魚屋として創業したととや。
鮮魚屋、仕出し屋として赤坂界隈の飲食店に魚を下ろしていたお店が始めた日本料理のお店。
最近は星を落としてしまったみたいだけど、ミシュランも一つ星の常連で魚料理はとても高い評価を得ているみたいだね。
喰い切りコース【竹】10,000円
ディナーは8,000円から15,000まで幅があるんだけど、本日オーダーしたのは10,000円の竹のコースだ。
まずは爽やかな摺流しからスタートして、八寸を。
もずくに水菜のお浸し、つぶ貝。カラスミ。
どれもしっかり美味しくて、上品な味わい。カラスミは塩気が少なくてとっても美味だ。
お椀
こういうお椀はあけるときが本当に楽しみ。
中にウニとエビの風味。そして、お出汁に入っている純菜がとってもいい感じ。
しっかり旬を感じられる一品。
お造り
南マグロ、スミイカ、マコガレイ。
スミイカはしっかり甘く、マコガレイと肝はもちろんとっても美味。
流石は元々魚屋といった安定した味わいが楽しめる。
焼き魚
焼き魚はトキシラズだ。
トキシラズは生まれがロシア生まれの高級な鮭。秋が旬で日本の川で生まれた鮭と違って春が旬。回遊の途中で北海道の沿岸で獲られる鮭だ。
産卵の準備がまだ整っていない前に捕獲されるので、栄養分が卵に行かないので脂が乗っていて美味しいのが特徴だ。
めちゃくちゃ脂乗ってる!
旨味が強くて、香りも素晴らしい。
最近食べた鮭の中では群を抜いて美味しいトキシラズだったよ。これは満足度が高い一品だね。
もう一度お椀
これまたあけるのが楽しみになるおわん。
入っていたのは賀茂なす、そして帆立。
帆立には餡がかかっていて食感が面白い。
これがまた超美味。帆立がとにかく美味しい。
カモナスは柔らかくて旨味がしっかり。
出汁もしっかり美味しくて最後までしっかり飲み干して大満足。
〆のご飯はイワシ茶漬け
〆のご飯は選択制になっていて、今回はイワシ茶漬けをセレクト。
梅の風味の優しい味付けがとっても美味しいお茶漬けだ。
気付いたらお腹いっぱいだ。
デザート
デザートは白胡麻のプリン。イチジクのコンポートに白ワインのゼリーが乗せられた手が込んだ一品。
甘過ぎず。白ワインやイチジクのコンポートといった洋の食材が使われているけど、白胡麻の感じがしっかり和食してて食べやすい〆の一品。
日本酒
ちなみにお酒は日本酒が中心。今回飲んだのは玉川 純米吟醸 Ice Breaker(アイスブレーカー)という日本酒では珍しいロックで飲むお酒だ。
この日は暑かったので、終始こちらのお酒をロックでいただいた。
「木下酒造」の夏期限定品として開発され、毎年初夏に予定本数が全て売り切れる程の人気の日本酒は濃厚で力強い味わいでロックで飲んでちょうどいい味わい。
とゝや魚新 (ととや うおしん)
赤坂にある老舗の魚料理のお店。ととやは10000円でかなり満足度の高いザ・和食を味わえるお店だ。
特に魚料理は前評判通りの美味しさで、特に焼き魚は絶品。
料理はほとんどの料理がお椀の形で提供されるため、蓋を開けるのがいちいち嬉しくなる。
ランチはもっと気軽に来ることができるみたいなので、次はランチに行ってみようかな。
赤坂とゝや魚新
050-5597-3546
東京都港区赤坂5-1-34 The Quarter House 1F
https://tabelog.com/tokyo/A1308/A130801/13002818/
年間1000食以上外食するグルメブロガー。
得意分野は肉と寿司。ミシュランから千ベロまで。
株式会社BNF 代表取締役
株式会社門崎(格之進)執行役員
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