「最近赤坂でもお店はじめたの?」
ふと、聞かれた。
僕は船橋で熟成寿司専門店 優雅という寿司屋を経営している。
そして赤坂に引っ越しってきてもうすぐ1年近く経とうとしているんだけど、どうやら寿司屋っぽい感じの「ゆうが」があるらしいのだ。赤坂に。決して珍しい店名ではない。
食べログでひらがなで「ゆうが」で検索すると153店舗もヒットする。(実際は「日向」とかユーガとか色々余計なものを拾ってきてるけど。)でも、まさか家からもオフィスからも徒歩3分くらいの場所に「ゆうが」が出来ると思わないじゃん。
ということで、早速お邪魔してみたんだよね。僕が経営していない赤坂の優雅にね。
この記事の目次
「赤坂 ゆうが」の鮨会席コース 12,000円
寿司屋っぽいなと思ってたけど、寿司も出してくれる会席のコース。
まず、メニューを見て目についたのは「二十四節気の味覚」というくだり。
ご存知の通り、一年を4分割じゃなくて、さらに細かく二十四節気に分けるというもの。
今でも一部は普通に使われたりする(立春、夏至、大雪とか)そんなやつ。
これ、僕も寿司屋やってるからわかるけど表現するのは本当に大変なんだ。その時々の旬と言っても、走り、旬、名残りってあるからね。
二十四節気をうたうことでハードルがとっても上がってしまうんだ。
そういえば、恵比寿の和食の名店くろいわさんも二十四節気の旬の味わい食べさせてくれるお店だね。
そんなこんなで期待値が上がってのスタート。
先付けと前菜
先ずはハマグリの出汁がしっかりと効いたスープからスタート。
前菜は、しめ鯖の白板昆布巻き、銀鱈の西京焼き、山菜の酢味噌がけ、明日葉の胡麻和え、イカの印籠。
印象に残ったのはイカの印籠。イカの味わいがしっかりしていたよ。
御造り
本鮪、イサキ、本ミル貝、赤貝、カワハギ。
イサキの旬はもうちょっと後ろだったような・・・とかは気になりつつも、中トロがそれなりに繊細な味わいで赤身に近いところだと思うんだけど、逆にそれが良くて個人的にはいい感じだったりしたから全然OK。
逸品からの湯引き
逸品は北海道の白子ポン酢。
これがいい具合の焼き加減で口の中でふわっと旨味が広がってなかなかの美味しさ。
もう尿酸値なんて糞食らえだ。
湯引きはヒラメを。これは魚介の出汁がしっかりと。
蒸物に揚物に焼物
さて、そろそろコース料理も佳境に入ってきたかな。
茶碗蒸しはちょっと出汁の味わいの弱さをカバーしても余りある雲丹と牡蠣が鎮座していて、そりゃあもう両方とも大好きシリーズだからね。
特に牡蠣は良かった。うん。
そして揚物の天ぷらを挟んだ後に、今日イチで美味しかったのは長崎県産の鮑。焦がし醤油で。
いや、これはまぁ美味しくないわけがないシリーズなんだけどさ。力強い味わいの食感もいい感じの鮑が丸っといただけて大満足。
うん。美味しい。
お食事
お食事はお任せ握り。本日の厳選五貫。
雲丹といくらがあるのはちょっと嬉しいかな。いくらもだいぶ旬の終わりかけ感はあるけどね。
シャリは小さめで食べやすい感じだったよ。
お椀からの水菓子
シメにお味噌汁をいただいて、最後はちょっとしたスイーツ。
そしてお茶でいい感じにしまる。
赤坂のゆうがは外国人を連れて行きたくなるお店
ものすごく印象に残る料理はなかったものの、口に合わない訳ではもちろんないから、12000円という価格も納得というより安く感じお値段。
よくよく考えたら、和食割烹的な前菜から入って、刺身、天ぷら、寿司と日本料理をわかりやすく一通り頂けて美味しい日本酒も結構な種類が用意されているから、外国人の友達とかを連れっていったら喜びそうだな。
高級店というか、ちょっとお高めの普段使いくらいな感じだと使いやすいお店かもしれない。
なんにせよ、僕が経営している優雅と同じ名前のお店だからね。勝手に応援しているよ!
赤坂ゆうが
050-5456-3610
東京都港区赤坂2-14-8 山口建設ビル1F
年間1000食以上外食するグルメブロガー。
得意分野は肉と寿司。ミシュランから千ベロまで。
株式会社BNF 代表取締役
株式会社門崎(格之進)執行役員
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