食が好きになると厄介なもので、本当に何かを食べるために全国飛び回ることになるんだよね。
「美味しい蟹が食べたい。」
この日もその一心で僕らは鳥取の地に降り立った。(鳥取で蟹を食べた話はこちらから。)初めての鳥取だからそれだけでテンションが上がってしまう。そして現地の人がみんな言うんだよ。
「鳥取は何もない。」ってね。
でも、僕からすればその地その土地でやはり色々な食文化があって面白いなってやっぱり鳥取に来ても感じることができた。
そんな鳥取の人たちが声を揃えて口に出したのが「パンケーキ」と言う単語だ。
鳥取まで来てパンケーキ!?と、おもったが調べてみると面白いんだよね。これが。
この記事の目次
天美卵(てんびらん)
鳥取駅の中心地から車で30分弱ほど走ったっところにある大江ノ郷自然牧場では、天美卵と言う卵のブランディングに成功している。
公式ホームページを見ても分かる通り、平飼い(いわゆる放し飼い)で飼われていて飼料にもこだわりがあるようだ。
ちなみに日本だと採卵鶏は約98%がケージ飼いで平飼いはわずか2%と言われている。鳥にストレスを与えないことで美味しくて健康に育てられる平飼いは世界でも注目されていて、食品の安全性、動物福祉、環境保護の意識が高い欧米では大手外食チェーンが平飼いの卵しか仕入れないことを表明していたり、そもそもゲージ飼いが禁止されている国や規制する方針が進んでいる国もある。(スイスではゲージ飼育率は驚きの0%だ)
そんな拘りを持って作られた卵が美味しくないはずがないよね。
黄身はとろ~り濃厚、ぷるんとした白身の美味しさが味わえる「天美卵」。濃厚なコクを感じながらも、後味はスッキリとした味わいです。
公式サイトによれば天美卵の食味はこんな風に表現されている。
これは期待大だ。
たまごかけご飯セット
卵
大江ノ郷自然牧場の天美卵
本日採卵平飼い卵の自然卵
米
鳥取県因幡地方
梅実さん・蓮沸さんの有機無農薬栽培 こしひかり
しょうゆ
天のしずく
天美卵のために作られた究極の専用醤油
たまごスープ
特製 和風仕立ての本格派無添加スープ
こだわりを感じる。そして、やっぱり卵は美味しいんだ。
確かに卵から濃厚なコクを感じるし、何より専用のしょうゆ「天のしずく」がこの卵に確かに合う。鰹出汁や、昆布の出汁の風味が上品に漂うお醤油で、間違いない一品。
余談だけど、卵かけご飯ってご飯にたまごかけている瞬間が一番興奮するよね。
わかるかな・・・?
ちなみに、卵は一度おかわり自由だったので、ご飯とともにお代わりをしたんだけど、やっぱり美味。卵かけご飯好きにはぜひここでTKGを味わってみてほしいんだ。
パンケーキ
パンケーキは流行を取り入れたインスタ映えしそうなゴテゴテとしたド派手なパンケーキもたくさんあるけど、やっぱりシンプルにパンケーキ自体の味わいを楽しみたいと言うことでアイスオンパンケーキをオーダーしたんだ。これが正解だった。
シュワっと柔らかいパンケーキは口の中に入れるとジュワッっと溶けて口の中に卵の濃厚な風味とバターの香りが広がって、旨味で満たされるんだよね。
まさにシンプルイズベスト。甘すぎないのもまたいい。ちゃんと卵の味わいが強く感じられるように作られているんだと思う。
思わずアイスがちょっと残ってしまった(いや、食べたけどね。)くらい、パンケーキそのままで十分に美味しかったよ。
大江ノ郷自然牧場ココガーデン
ちなみに12月の日曜日に伺ったけど行列。でも、予約システムがしっかりしているので、先に予約だけ済ませて(QRコードを読み取るとおおよその待ち時間もわかるので)そのあたりをぶらぶらしたり、違う施設を見学しても面白いと思う。
思わずそっちで買い食いしそうになっちゃうけどね。ここは我慢だ。
店内はオシャレで今風。観光客もくるし、地元の人も訪れているみたいで大人気。鳥取に伺ったらちょっとしたランチがてら伺うのがオススメだ。
大江ノ郷自然牧場 ココガーデン
0858-73-8211
鳥取県八頭郡八頭町橋本877 大江ノ郷自然牧場内
年間1000食以上外食するグルメブロガー。
得意分野は肉と寿司。ミシュランから千ベロまで。
株式会社BNF 代表取締役
株式会社門崎(格之進)執行役員
この記事へのコメントはありません。