ボルドー5大シャトー。
個別には少し飲んだりしたことはあるけど、まさか5大シャトーを一晩で飲み比べできる日が来るとは思わなかったんだよね。
さて、そもそもなんとなく聞いたことがある5大シャトーって果たしてなんなのっていうのを簡単に説明するよ。
この記事の目次
5大シャトーとはメドック地区の格付けで1級のワイン
1855年のパリ万国博覧会開催の際、ナポレオン3世の命によりフランスのボルドー・メドック地区の格付けで“第一級”の称号を獲得したシャトー(醸造場)のことなんだ。
ちなみに1855年に制定されたのは4つのシャトーで、1973年にシャトー・ムートン・ロートシルトが格上げされて5大シャトーになったんだよね。
ちなみにこの日はそんな5大シャトーと、シャトー・ラ・ミッション・オー・ブリオンを飲み比べしたんだ。
ちなみにビンテージはボルドーの当たり年と呼ばれている1986年で統一。最高の飲み比べの時間だった。
シャトー・ラフィット・ロスシルド 1986
1855年の格付けでは、真っ先に1級に選ばれた伝説のシャトーで、5大シャトーの筆頭とも。
「最もエレガントで繊細」とも言われるだけあって、確かに格別に美味しかったよ。今回飲んだワインの中では一番熟成感が感じられて素晴らしい余韻が感じられたんだ。
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シャトー・ムートン・ロスシルド 1986
今回一番飲みたかったのがこちら。
実は飲んだことなかったんだよね。ムートン。毎年その時代の著名画家が描いているエチケット(ラベル)が特徴でそこはかなとなくお洒落。
飲んでみるとまだまだ熟成するのかもしれないしっかりとした味わいと濃縮感のある複雑味は一言では言い表せないようなあじわいだったよ。
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シャトー・ラトゥール 1986
不作知らずと言われるほど安定して美味しいワインを作り続けているシャトー。僕は以前熟成寿司のマグロと一緒にラトゥールの1980年を飲んだことがあったけど見事に30日熟成のマグロとマリアージュしたのをよく覚えている。
力強くて濃厚。5大シャトーのなかで最も男性的と言われているけど、改めてそういった力強さが確認できたワインだったんだ。
1986年のラ・トゥールは、この年のポイヤック(メドック地方の中にある村の名前)を代表するベストワインに選出されているよ。
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シャトー・マルゴー 1986
別名「フランスワインの女王」と呼ばれるだけあって5大シャトーの中で最も女性的なワインだよ。
確かに味わいは柔らかくてエレガントな雰囲気はあったんだけど、そこまで女性的な印象は個人的には受けなかったから、熟成とかビンテージとかで違いはあるのかもしれないね。
マルゴーはもう一度飲んでみたいな。
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シャトー・オーブリオン 1986
シャトーオーブリオンは実はメドック地区のワインじゃなくて、グラーブ地区というちょっと違う場所にあるワイン。それでも美味しかったからなのか、5大シャトーに格付けされているなんて凄いよね。
口当たり滑らかで、この時の飲み比べた感じだと、マルゴーよりもやや女性的な柔らかい印象が感じられるワインだったよ。
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おまけ シャトー・ラミッション オーブリオン 1986
5大シャトーじゃないんだけど、よく5大シャトーや特にオーブリオンと比較される(シャトー・オーブリオンの道路を挟んで反対側にあるのもあって)ことが多いのが、ラミッションオーブリオンなんだ。
これ、確かに美味しいんだ。もしかしたら5大シャトーも含めて最も僕には美味しく感じたかもしれない。
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料理は六本木の RRR で
今日のための特別メニューで神戸牛をはじめとしてどの料理もとっても美味。
ワインとのマリアージュもとても考えられたメニュー構成だったんだよね。
その他のワイン
その他・・・と書いちゃうには豪華すぎるラインナップなんだけど、こんな感じ。
中々はまぁおまけのおまけ(笑)
乾杯はジャクソンで。白ワインはピーターマイケルのポイントルージュだ。これが絶妙に美味しいし、5大シャトーを飲んだ後は大好きなカレラジェンセンのマグナムボトル。しかも80年代という豪華なラインナップで完全にノックアウトされたよね。
そうそう。肝心な本当のシメはこいつ。
シャトー・ディケム 1970
世界の貴腐ワインの頂点と言われている貴腐ワイン。
ロバートパーカーに寄ればその飲み頃は10年〜100年続くと言われているみたいだけど、50年前のワイン。僕も生まれていない。
これがまた美しい甘さで素晴らしいの一言なんだよ。
過去飲んだデザートワインの中で最も美味しかったと思う。
ちなみに 1967年のシャトーディケムは50万円以上で売られていたよ(笑)
ワイン会
毎回楽しく参加させてもらっているワイン会だけど、やっぱり今回も美味しくて楽しくて色々な気づきや学びがあったんだ。
ワインは本当に深くて、飲めば飲むほどもっと色々なワインをんみたくなるんだよね。
また色々なワインと出会いたいな。
美味しい食事と美味しいワイン。本当に幸せな時間だったからね。
ちなみにこの後は、ワイン会メンバーの先輩を誘っていつものお店でショットを飲みまくって完全に撃沈。楽しくて美味しくて酔っ払った幸せな1日だったんだ。
年間1000食以上外食するグルメブロガー。
得意分野は肉と寿司。ミシュランから千ベロまで。
株式会社BNF 代表取締役
株式会社門崎(格之進)執行役員
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