一口スープを啜った時、その奥深い味噌のスープの味わいに僕は思わず目を瞑った。
もっと味わいたいと感じて、迷わず二口目を啜る。
味噌の旨味が口の中に広がる。「合わせ」だからだろうか。とってもマイルドで優しくも濃い味わいの味噌の味に僕は思わず小さく一人でうなづいた。
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赤坂のど真ん中で50年続く行列ができる名店
赤坂見附と赤坂の駅のちょうど中間にこのお店、一点張は赤坂ではあまりにも有名だ。
創業が1970年という移り変わりが激しい赤坂で長く続いていて、昼から午前4時までの通し営業。行きたいと思う時間帯は行列ができているし、深夜は2軒目3軒目の〆のラーメンやチャーハンを食べるお客さんも多い。
味噌ラーメンが売りのお店だけど、チャーハンも人気で炒飯と餃子のみを頼むお客さんも多いみたいだ。
味噌ラーメン 合わせ 赤坂盛り(950円)
僕はラーメンが食べたかった。コロナウイルスが蔓延する中、久しぶりにカップラーメンを食べたりしてなんとかラーメン欲を満たそうとしていた。
そもそも、ラーメン屋はコロナ禍においてもパッと外から見る限りだとあまりしっかりコロナ対策をしているようには見えなくて、そこは蚊となく遠慮していたんだ。
そんな中、たまたま通りかかった一点張。普段は連日満席で行列必死。ところがこの日は行列もいないし店内もガラガラ。
思わず入店してオーダーしたのは餃子と迷ったけどやっぱりラーメン。味噌ラーメンの合わせ。つまり合わせ味噌。赤坂盛りという焼豚、煮玉子、メンマ増量のいわゆる全部入りのメニューをオーダーだ。
スープは一口啜ると奥深い味噌の味わいが感じられる。
北海道の辛口米味噌。京の甘口白味噌。そこに濃口醤油がブレンドされたとても深みのある味噌のスープは中々に美味しい味わい。
もちろん化学調味料の味わいも感じられるけど、だからこその旨味というのもある。
麺はそこまでこのスープに会うとは思えなかったけど、好みの問題とスープがとても素晴らしかったからこその感想かもしれない。
チャーシューはちょっとしっとり目だけど味わい十分のとても力強いチャーシュー。とても好きな味わいだ。
これはチャーハンも合わせ以外のラーメンも食べたくなってしまうね。
赤坂一点張
札幌で味噌ラーメンが誕生したのが1961年。赤坂で味噌ラーメンのお店として1970年にオープンということで、ラーメン屋としてはもちろんだけど、味噌ラーメンのお店としても超老舗のラーメン屋と言える一点張。
コロナが落ち着いたらまた行列が戻ってくるのは容易に想像がつくから、今のうちに行ってみるといいかもしれないね。
赤坂一点張
03-3583-6051
東京都港区赤坂3-7-9 一点張ビル 1F
https://tabelog.com/tokyo/A1308/A130801/13002781/
年間1000食以上外食するグルメブロガー。
得意分野は肉と寿司。ミシュランから千ベロまで。
株式会社BNF 代表取締役
株式会社門崎(格之進)執行役員
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