山形県河北町の食材に拘ったお店が三軒茶屋にある。ビストロ割烹 華音に伺ってきた。
山形県河北町。
正直その町名は知らなかった。こちらのお店を知るまでは。
でも、調べてみると面白い。
冷たい肉そば
人工2万人にも満たないこの街には冷たい肉そばを提供するお店が多数存在する。
そして、本日紹介する三軒茶屋にある華音で提供する冷たい肉そば。こちらのスープは、河北町の町内14店舗のそば屋さんで結成する「谷地の肉そば会」と、肉そばのプロモーションチーム「かほく冷たい肉そば研究会」が、かほくらしのために共同で開発した至極のスープを提供しているというからこれがもう食べてみたいとしか言いようがないのだ。
実際に食べてみると、甘じょっぱいスープは飲んでも美味しい。しっかり濃い目なのにしつこすぎないのは鶏や昆布、カツオといった出汁の旨味がしっかり出ていてバランスが良いからだ。
まさに、「癖になる味わい」なのだ。
そして、田舎そばはコシが強くて舌触りがしっかりとしたお蕎麦。
地鶏を使っているからなのか、ちょっと固めだけど噛めばしっかり味わいが深まる鶏のチャーシューもいいアクセントになっていて実に美味しいお蕎麦。
これは酒をガッツリ飲んだ深夜に食べたら美味しいことだろう。〆に食べたのでかなり満腹の状態で食べたけど、一人一つ。美味しく頂けた。
ビストロ割烹 華音の料理
もちろん冷たい肉そばだけじゃない。
山形のチャンピオン牛 千日和牛は実に柔らかくて旨味がしっかりとにじみ出てくるような美味しさがある。
肉肉しいハンバーグもステーキも美味しい、ハンバーグに至っては野菜が驚くほど甘くて美味だった。こちらも河北町で収穫された旬のイタリア野菜が使われているとのこと。
普段野菜をそんなに食べない(笑)僕でも美味しく頂けた。
ワインの世界にはテロワールという言葉がある。
生育地の地理、地勢、気候による特徴を指すフランス語だ。
同じテロワールで育った作物はその土地特有の性格を与えて相性が良いと言われている。同じ土地で育った作物と、その土地で作られたお酒が相性が良いと言われるのはまさにテロワールが同じだから。
河北町という食材に拘ったこちらのお店の料理はまさに河北町のテロワールを感じさせてくれるお店だ。
おいしい食事に美味しいお酒。
山形県河北町のテロワールを感じているうちに、機会があったら河北町に行ってみたいなとまで思えてくる。
美味しい料理は人を引きつけるんだよね。
年間1000食以上外食するグルメブロガー。
得意分野は肉と寿司。ミシュランから千ベロまで。
株式会社BNF 代表取締役
株式会社門崎(格之進)執行役員
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