福岡の鮨さかいで食べた極上のお寿司の話

ミシュランで三ツ星を獲得してから、さらに予約が取りづらくなったと聞いていた福岡にある鮨さかい。
福岡には年に数回行く機会があるので予約サイトを毎日の様に惰性でチェックしてたところ・・・たまたま空いている。
しかもランチタイムに1名。ということでその場で即予約をして、晴れてカウンター鮨1人デビューとなったんだよね。
基本、食事は誰かと一緒がいいと思うタイプなんだけど、もう行きたすぎて一人で予約。僕も大人になったな(笑)

ミシュラン三ツ星。食べログゴールドの実力はいかに!?

ミシュランガイド福岡・佐賀・長崎 2019 特別版で三ツ星のお店はわずか二店舗のみ。いずれも鮨屋で、鮨 行天とこちらの鮨さかい。
さらに鮨さかいは食べログゴールド獲得ということで超予約困難店に。
コロナが少し流行りかけていた時期だけあって直前でギリギリ予約が取れたけど、とてもラッキーとは言えない複雑な想いだ。

ただ、何はともあれ伺ったからには楽しみたい。

先ずはおつまみが出てくるスタイル

先ずはガンガンおつまみが出てくるスタイルだ。旬のもの。地のもの。様々な食材で楽しませてくれる。

今が旬の八女の筍からコースはスタート。シャキシャキした食感に酢味噌、とても美味。
甘く煮詰めたタコに、上品な苦味が美味しいホタルイカはかなり大きめ。
噴火湾の毛蟹は柚子の香りが漂う餡がかかっていて、とっても美味。
お刺身の盛り合わせは、1キロオーバーのマコガレイに唐津のアワビとウニ。アワビはウニに合わせて食べたら美味しかったなー。
カマトロの漬けは甘くて柔らかくてとっても美味。力強くて旨味が素晴らしくて脂も乗ってて言うことなし。

続いてホッキ貝は北海道苫小牧産。あぶりで。旨味が強くて海苔がとてもいいアクセントになってる。もちろん美味。
余市のあん肝は裏ごししてあるものと通常タイプが。裏ごししたものと奈良漬けを一緒に食べるとなんとも言えない極上の美味しさ。奈良漬けのシャキシャキした食感と、濃厚な旨味と苦味の美味しさが口の中にしっとりと広がってとても美味だ。
唐墨は皮膜をあえてつけて。皮の食感はやや固めで美味しい。炙りで。旨味としょっぱさの最高峰。
焼き魚は甘鯛の味噌漬け。
しっとりとした食感と確かな旨味でこれも間違いない一品。

いよいよ握りに突入

待ちに待った握りに突入。お腹もちょっといい感じになってきた。

ネタを見ただけでもうヨダレが出そうな感じ。それにしても立派なウニだ。
鮨は五島列島のアオリイカからスタート。ねっとりとしていて強い甘味がある。

春小鯛(チダイ)はご存知タイの稚魚。皮が薄くて鮮やか。〆方が絶妙でとても美味しい。
金目鯛は2.5キロのものを漬けで。素晴らしい香りと旨味で、今まで食べた金目鯛のなかで一番美味しかったと思う。
とにかく美味だ。
そして、小肌に赤貝。

なんというか絶妙なバランスのコハダ。シャリとの相性抜群だ。
そして、赤貝は酢橘でシャリとバラバラになりがちなのをまとめているとか。シャキシャキの食感で実に美味。

いよいよマグロの握り

今日のマグロはジャバラから霜降りよりにかけてで、脂の旨みを感じられる所との説明通り最高のマグロだった。
ちなみに、マグロに一番合う様に酢飯を作っているとのこと。
マグロはやま幸さんからで、八丈島の一本釣り。182Kg。

赤身の漬けでもう幸せになれた。美味。すごい美味しい。
そして、中トロはいろんなところで寿司を食べてきたけど、今までで一番美味しかったかもしれない。とにかく美味で最高だ。
大トロは口の中でシャリとねたが本当にきれいになくなっていく感覚を味わえた。
上品な香りが口の中に広がってとても美しい味わい。
お寿司は本当に不思議だ。同じマグロなのにこうも味わいが違うなんて面白いな。

最高のマグロを堪能したあとは雲丹を

北海道厚岸の天然の馬糞ウニは手渡しで。

この量。そしてウニもガッツリ美味しい。
本当に美味しいウニはミョウバンが入っていても本当に美味なのだ。

十分堪能したけど、まだまだ美味しい

車海老は食べると口の中が暖かさとエビの旨味に包まれる実に美味しい車海老。

アナゴはシーズンオフだからということ、今回は漬けハマグリ。旨味が強い。
そして、マグロの巻物は海苔のシャキシャキ感が素晴らしくて本当に美味しい。

そして〆。

卵焼きに干瓢巻でしっかりとお腹いっぱいになってFix。

最後にちょっとした余興を

シャリを二つ。
一つは普通のしゃり、「先ず、こっちを食べてください」と大将が。

食べてみると普通に美味しいシャリ。うん。美味しいな。
そして、山葵が乗ったシャリ。こっちを食べた他のお客さんから感嘆の声が上がった。
「あ、鮨になった!」
「そういうことです。」と、大将。
鮨にとって、山葵がいかに重要かを思い知った瞬間だ。

鮨さかい

海味(うみ)で修行をした大将が握る鮨はどれもこれも絶品の一言。
何より店内は活気があって、大将は一人で伺ったこんな金髪の僕にすら優しく声をかけたりしてくれる。
お店のスタッフも元気いっぱいな接客で、高級寿司店特有の緊張感みたいなものがいい意味でなくてとても居心地がいいんだ。

また必ず伺いたいお店。行けてよかったお店。予約。頑張ってまた行こう。

鮨 さかい
092-726-6289
福岡県福岡市中央区西中洲3-20 LANEラウンドビル 2F
https://tabelog.com/fukuoka/A4001/A400103/40034544/

 

 

 

関連記事

  1. やっぱり美味しい寿し処 寿々 (すず) で食べたお寿司の話

  2. 渋谷桜ヶ丘にある大人の隠れ家「鮨 花おか」でお寿司を食べた話

  3. ボーンブロススープをキムチ鍋風にして食べた話。ボーンブロスダイエット7日目

  4. 中洲で九州料理をまるっと楽しめる居酒屋の話

  5. 六本木すし巽で食べたお寿司の話

  6. 鮨さいとうのテイクアウトでばらちらしと太巻きを食べた話

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


About Author

  1. 【ボーンブロスダイエットまとめ】ボーンブロススープを毎日飲んで1…

    2024.05.22

  2. 水戸にある焼肉 翔苑(しょうえん)で黒タン1本食べた話

    2024.05.20

  3. 西麻布の蒼果(せいか)で食べたデザートコース(ペアリング)が最…

    2024.05.18

  4. 毎日ボーンブロススープを飲んでダイエットをする話【1日目】

    2024.05.10

  5. Rich Soup(リッチスープ)のボーンブロススープを使って参鶏湯を作…

    2024.05.08