僕は岩手県の生まれだからね。
「短角牛」って聞くとちょっと反応しっちゃうんだ。だって地元の食材って言うだけでなんかこう美味しさアップっていうか、興味が湧いたりちょっと食べたいなって気持ちが強くなるじゃ無い。
この記事の目次
短角牛ってどんな牛?
そう。短角牛って岩手県に元々いた在来種にアメリカから輸入したショートホーンを岩手県岩泉町釜津田で交雑したのが始まりと言われているんだ。
だから圧倒的に東北で飼育されているんだよね。
ちなみに、今、日本で和牛って言われる牛はわずか4種類しかなくて、黒毛和種、褐毛和種、無角和種、そして後から追加された日本短角種の4種類だけなんだよ。
ちなみに和牛っていうと日本に古くからいる感じがするけど、全て外国からきた牛(ホルスタイン)との掛け合わせだからね。
日本固有の在来種は口之島牛と、三島牛だけなんだ。
短角牛は日本に流通している和牛の中でもわずか1%から2%前後と言われているから、かなり貴重な牛と言えるね。
スーパーとか一般の流通ではなかなか変えることはできないよね。
ただ、ネットでは普通に売ってるから食べたい人はネットで買うのもいいと思うよ。
味わいの特徴としては赤身がっつり。実は焼くのが難しくて、黒毛和牛に比べると肉質は固め。そして、肉の味わいがしっかり感じられるお肉だね。
幻の短角牛と言われる「なるせ赤べこ」
今日、食べたのは秋田県東成瀬村のなるせ赤べこという短角牛なんだけど、夏山冬里方式で生産されていて22ヶ月から25ヶ月くらいで出荷されるんだ。
幻の短角牛と言われている(自ら言っている!?)位だからおそらく出荷数はかなり少ないんだと思うんだけど、正確な出荷数は調べられなかったよ。
秋田県産短角牛「なるせ赤べこ」フィレ 150グラム
さて、そんな幻の短角牛「なるせ赤べこ」は赤坂にある赤坂グリルで食べることができるんだ。
オーダーしたのは「なるせ赤べこ」のフィレ肉だよ。
ちなみに赤坂グリルの石窯はイタリア製の煉瓦と石を使った特注品みたいで、薪は楢(ナラ)の生木を使っているみたいなんだよね。
外はカリッとした感じに焼かれていて、中はジューシーなタイプの焼き加減。
フィレ肉なだけあって一般的には肉質は固めと言われている短角牛だけど、やっぱり柔らかいんだ。
そして旨味がとっても強い。
シンプルな味付けがちょうどいい感じだね。
余談だけど、フィレ肉って牛肉の中で一番動かさない部位だから基本柔らかいんだ。フィレ肉は厳密に分けるとテート、シャトーブリアン、ミニヨンに分けることができるんだけど、シャトーブリアンだけがめちゃくちゃ有名だし高価だよね。
窯焼きの強みを活かした料理の数々はどれもしっかり美味しいよ
もちろんお肉だけじゃなくて色々な料理があるよ。
どれも窯焼きでしっかり美味しいんだけど、特に白子は美味しかったな。
とろっと知った旨味の食感がしっかり感じられて素晴らしい食感とミルキーな味わいが感じられたんだ。
赤坂グリル
赤坂見附と赤坂駅の間くらいにあるこちらのお店。
本格的な窯焼きイタリアンが意外とカジュアルな金額で楽しめるんだ。
幻の短角牛「なるせ赤べこ」が食べてみたい人は是非食べてみてほしいんだ。
赤身肉の美味しさをがっつり感じることができるよ。
赤坂グリル
03-6459-1285
東京都港区赤坂3-7-11 レジーア赤坂 1F
年間1000食以上外食するグルメブロガー。
得意分野は肉と寿司。ミシュランから千ベロまで。
株式会社BNF 代表取締役
株式会社門崎(格之進)執行役員
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