鳥とすき焼き。
お。最近流行っているのかって初めて聞いた時は思ったんだよね。そういえば福岡では郷土料理に鳥すきがあるな。なんて考えたりしてたんだけど、このお店。
鳥すき焼き一筋で創業明治30年という超老舗なんだよね。
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神田須田町の震災を免れた一角にある情緒あふれるお店
創業120以上が経過する「ぼたん」は神田須田町1丁目の震災を免れた一角にあるぼたんは建物からして風情が半端ないんだよね。
そしてこの辺りは本当に老舗が多いんだ。
蕎麦の老舗「神田まつや」や、「すし定」鰻の「久保田」、洋食「松栄亭」は明治にできたお店たち。創業1979年の蕎麦の名店「神田錦町 更科」や、1830年創業のあんこう鍋の「いせ源」なんかは江戸時代だからね。すごいことだよね。
ぼたんの鳥すき焼き
個室もあるみたいだけど大広間に通された僕らは早速鳥すき焼きを頂くことになるんだけど、あらかじめ小さめのお膳がちょこんとセットされていて、その合間に炭火のコンロがセットされ、最初は中居さんが丁寧に焼いてくれるスタイルだよ。
鳥も色々な部位が楽しめるんだ。
胸肉。もも肉。砂肝にレバー。そして皮。肉に火を通した後はお豆腐と白滝にネギが加わって濃いめの割り下が入ってグツグツ言いだすんだ。
それをみながら友人達ととりとめのない話をしながらビールを飲んでる瞬間なんてたまらないよね。
そして完成。といた生卵につけて食べるとこれがめちゃ美味しいんだよね。うん。超絶美味。
どこかブランドの鳥なのかとか、そういうのはとにかくわからないけど、柔らかくて臭みがなくて、胸肉もパサつき感は無いしとっても美味だ。
濃い割り下にも、生卵にもよく合うし美味しい。これは凄い。
シメは玉子とじ丼で満たされる
少し具材を残しておくと、最後のシメで玉子とじ丼にしてくれるんだよね。
ご飯に乗せたら、卵の旨味と出汁の旨味と割り下の旨味の掛け算的相乗効果で口の中が幸せ。
美味しいなぁ。
割り下もおそらく創業当初からほとんど味が変わっていないんじゃ無いかなって思える、みりんベースの甘さが特徴のとってもシンプルな味わい。
シンプルさがまたいいんだよね。うん。
ぼたん
神田須田町で情緒あふれる建物で超老舗にお店で鳥すき焼きなんて、なんかちょっと無駄に誰かに言いたくなるよね。
「ちょっと神田で創業120年のお店で鳥のすき焼きでもつまんでから、二件目行こうか?」なんてさ。
いわゆる下足番と呼ばれるような方も現役でいらっしゃる素敵なお店。
また行きたいな。
ぼたん
03-3251-0577
東京都千代田区神田須田町1-15
年間1000食以上外食するグルメブロガー。
得意分野は肉と寿司。ミシュランから千ベロまで。
株式会社BNF 代表取締役
株式会社門崎(格之進)執行役員
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